未分類2022.12.01 Coffee Conversation

YPAMフリンジセンター企画
orangcosong「Coffee Conversation」

明確なテーマのない雑談会。これまで海外で創作現場を共にした人々をゲストとして招き、午後のひとときを過ごします。パンデミックに突入して3年が経ちました。参加者それぞれが今感じている(「お金がない」以外の)危惧や、今抱いている夢など語り合いながら、傷を癒やし、共通言語を再構築していくような、優しい場にしたいと思っています。

【参加者】
パフォーミングアーツに関わっている方。とりわけ海外での滞在制作に関心のある若い(と自認している)アーティストや制作者を歓迎します。

【日時/ゲスト/言語】
・12月4日(日)13:00〜14:00 エリック・クォン(マカオ、インディペンデント・プロデューサー)
・12月5日(月)13:00〜14:00 岩澤侑生子(日本/台湾、俳優)
・12月12日(月)13:00〜14:00 オフェリア・ジアダイ・ホァン(中国、キュレーター/上海話劇芸術中心)、ステファン・ノエル(スイス/香港、プロデューサー/Materialise)
・12月16日(金)14:00〜15:00 岡本あきこ(ドイツ、キュレーター)、miu(ドイツ、アーティスト)

英語または日本語。その場のメンバー次第となります。通訳はいませんが、英語に自信のない人もとりあえず来てみてください。(12月5日、16日は日本語メインの予定)

【その他】
入場無料。ドリンク(コーヒー、ジュース、ビール、ワイン等)をフリンジセンターでお買い求めください。
出入り自由。予約不要。オンライン配信はありません。

【ゲストプロフィール】

■ エリック・クォン KUONG Wa Fun 鄺華歡 (Erik)

エリックは、複数の分野や文化にまたがるプロジェクトを扱うインディペンデント・プロデューサー、キュレーターである。マカオ政府の文化局で10年以上、プログラム担当やフェスティバル・プロデューサーとして働いてきた。2009年に独立し、国際的なアート・コラボレーションのキュレーションに力を注ぎ、アジア人と国際的アーティストとの協働を生み出している。北京のマカオ現代芸術祭、またエディンバラ・フェスティバル・フリンジや横浜のTPAMフリンジでは「メイド・イン・マカオ」シリーズをキュレーション。ROLLOUTダンス・フィルム・フェスティバルやパンコール島フェスティバルのキュレーターも務めている。

■ 岩澤侑生子(日本/台湾、俳優)

1986年京都生まれ。映像、演劇、音楽パフォーマンスなど、様々な領域を漂っている。京都造形芸術大学(現京都芸術大学)、新国立劇場演劇研修所を修了後、2018年から2022年まで台湾に留学。アジア・太平洋戦争期の台湾の青年たちによるプロパガンダ演劇を研究。帰国後は、日本統治時代の台湾における能をテーマにしたレクチャーパフォーマンスに出演。次回出演作は観客参加型のミステリー演劇。

■オフェリア・ジアダイ・ホァン(中国、キュレーター/上海話劇芸術中心)

オフェリア・ジアダイ・ホァンは上海を拠点にするキュレーター、アーティスト、ドラマトゥルク。現在、上海話劇芸術中心で国際プロジェクトを担当し、ACT上海国際演劇祭のプログラム・ディレクターも務めている。ロイヤル・コート・シアターの「New Writing for Theatre in China」を含む複数の国際舞台芸術プロジェクトでドラマトゥルクを務め、彼女自身の作品や協働作品はアジアやヨーロッパの会場やフェスティバルで上演された。また、舞台芸術や戯曲に関する執筆活動も行っており、地域や地方のアートネットワークにおいて積極的な役割を果たしている。ウォーリック大学およびベオグラード芸術大学にて修士号を取得。

■ステファン・ノエル(スイス/香港、プロデューサー/Materialise)

スイス生まれ、香港在住。主に現代舞台芸術のプロデューサーとして活動。スイスのLes Urbainesのディレクター、Belluardフェスティバルの共同ディレクターも務めた。2018年、ステファンは東アジアのアーティストの舞台作品を制作・配給するために香港にMaterialiseを設立し、現在は中間アヤカ、羅芳芸、orangcosong、Royce Ng,、市原佐都子、シャオ・クゥ × ツゥ・ハンらとコラボレーションしている。MaterialiseはPro Helvetia(スイス文化財団)やReso(ダンス・ネットワーク・スイス)などの文化機関とも協力してプロモーションプロジェクトを実施している。最近では、よりエコロジカルに持続可能で包括的な方法でアーティストのプロモーションとサポートを行うべく、デジタル・プラットフォームの開発にも取り組んでいる。

■岡本あきこ(ドイツ、キュレーター)

1996年渡独。ボーフム・ルール大学卒。通訳・翻訳、文化プロジェクトのコーディネーションやマネジメントを専門とするフリーランサー。2013年よりデュッセルドルフのフリーシーンのプロダクションハウス / 劇場であるFFTにて実験的なパフォーミングアーツのプログラム「NIPPON PERFORMANCE NIGHTS」をキュレーションしている。日本からはこれまでにチェルフィッチュ、山下残、空間現代、飴屋法水、dracom他を招聘。

■三村竜太郎(miu)(ドイツ、アーティスト)

1976年島根県生まれ。1998年から在欧。オランダ、イギリスを経て現在ドイツ・デュッセルドルフを拠点に活動。
milch-labor.com