orangcosong(オランコソン)は住吉山実里と藤原ちからによって2019年に創設されたアート・コレクティブで、横浜を拠点にアジア、ヨーロッパ、アフリカなどの様々な都市で活動している。舞台芸術での経験をベースにしつつも、主に劇場の外でアートプロジェクトを行ってきた。コロナ禍以後は特に「対話・探究・交流の場」をオンサイト/オンラインの双方で創出している。
アソシエイト・メンバーのプロフィール
2024年からはアソシエイト・メンバー制を導入している。
高知生まれ、横浜在住のアーティスト。大学で政治学を学び、雑誌編集者、演劇批評家として活動してきた。2014年、遊歩型ツアー・プロジェクト『演劇クエスト』を発案。2017年、台北のADAMで多国籍アーティストとともに『IsLand Bar』を考案。映像作品『Stay Home Labyrinth』(2020年)、『Maya/Dolores』(2024年)、アプリ作品『Shuki-Shuki Juicy』(2023年)。人々の間に差別や偏見を生む「見えない壁」と、国境を越えた旅や特定の場所への感情的な愛着が引き起こす「モビリティ/グラヴィティ」という2つのテーマを軸に活動している。セゾン文化財団セゾン・フェロー(2017-20)、文化庁東アジア文化交流使(2017)、神奈川大学非常勤講師(2023-)。
大阪出身、横浜在住のトランスディシプリナリー・アーティスト。京都工芸繊維大学で建築・都市史を学んだ後、ダンサーとしての活動を開始。京都でコンテンポラリーダンス、舞踏、演劇など数々の演出家の作品に出演し、2010 年より自身の作品創作を始める。空間と身体の関係に着目し、風船やカルタなど小道具を自作して観客との関係をつくるのが特徴。近年は、コミュニケーションを変容させることで起こる対話の可能性を探求しつつ、映像、グラフィックデザイン、手仕事、料理など、領域横断的な活動をしている。2017年より完全なる沈黙の中で行われる『筆談会 これより先、無言』を開催。2020年、オンラインでの国際プロジェクト『2×2 WindowS』をマルチメディア・コンポーザーのタム・ティ・ファムと共同創設した。